除菌用アルコールスプレーやウエットティッシュが手に入らない場合、以下の物品を使って除菌用アルコール消毒薬を作る事が出来ます。
①薬局等で扱っている『エタノール系無水アルコール』の場合
※注意
エタノールは人体に対して比較的安全なアルコールですが、飲用には適しません。くれぐれもご注意ください。
燃料用アルコール、工業用アルコール、メタノール、イソプロピルアルコールと表記されたアルコールには、人体に有害な毒性(重篤な内臓疾患や失明を招く)がある理由から、劇薬指定薬品に指定されています。このような危険なアルコールを消毒用のアルコールとして絶対に使用しないでください。
(作り方)
エタノール系無水アルコール:8(80ml)に対し、市販の精製水:2(20ml)を混ぜ合わせれば、100mlのアルコール系消毒液を作る事ができます。
出来上がった消毒液をスプレーボトルなどに入れ、必要に応じてスプレー除菌する事が可能です。
エタノール系アルコールが入手できない場合、市販の塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤)を使った消毒液での除菌も新型肺炎ウイルスに対し効果があると言われています。
【次亜塩素酸を含む漂白剤】キッチンブリーチ、キッチンハイター等
『塩素系』と表記されている漂白剤ならメーカーを問いません。
(作り方)
水道水1リットルに対し、下記の製造メーカー別濃度表(厚生労働省・経済産業省発表)に合せて漂白剤を適量混ぜ合わせれば、濃度0.05%の次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る事ができます。
出来上がった消毒液をスプレーボトルなどに適量入れ、必要に応じてスプレー除菌する事が可能です。
※注意
次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、ドアノブやトイレの便座、水道の蛇口、浴槽、照明器具のスイッチ類等といった、人の手が触れる物や場所全てを消毒することができます。但し、衣類や革製品等に使用した場合は色落ち等が発生することを念頭において活用しましょう。
また、消毒も大切ですが家庭用の石鹸を使った『手洗い』も充分効果が期待されています。
首相官邸が公開している内容も併せて掲載いたします。