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プロ意識

仕事でカメラが必需品になって、早くも9年経ちました。

生れてこのかた、カメラなんぞに興味もなく、そんなものを買う物欲さえ微塵も持ち併せていなかったのですが、今改めてカメラに投資した金額を再確認してみました。

 

今仕事でフルに使っているカメラがコレですが、コレに行きつくにあたり、バカ程の紆余曲折を繰り返しました。

僅か9年の間に、カメラ本来の性能の限界を感じて買い替えた台数が計8台、その内一眼レフ3台、コンパクトデジカメ5台、

その中には、雨天にカメラを使って破損(壊れた)ために、やむを得ず買い替えたものもあります。

その殆どは中古で手に入れたものばかりとはいえ、総額を改めて計算すると、なんと30万円以上のお金を費やしていました。

 

周りから『会社から買ってもらうのが常識、馬鹿じゃねーの』と笑われましたが、過去仕事を叩きこんでもらった師匠の

「本当の職人なら、自分が使う道具は、会社に頼らず自分の懐で揃えろ」

という言葉を忠実に守ることにしています。

 

会社に頼らない第一の理由としては、社内の中でも数字を産めない部署であるからゆえ、会社に依存しないこと。

もう一つが、自分の道具だからこそ『成果物の善し悪しで、言い訳が許されない』ということ。

自分の道具故に、使いこなせて当然なのだから、撮影した写真のピンぼけやヒューマンミスは許されません。

 

お給料を頂いているからには、その対価が低かろうが高かろうが、プロであると思います。

好きでもないカメラを仕事だからと買い揃え、そのことに関し周りから馬鹿呼ばわりされても、それは貫くつもりです。

ツマラナイ話かもしれないですが、これが私のささやかな「プロ意識」です。

 

(ツンツ)

 

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